[ふらりふらりと歩む靴裏からは矢張り音が零れない。朽葉色の双眸は空間のあちらこちらを撫でて留まらずに]…不思議な空間だなあ。気配からして何だか変な感じがする。[ひたりと歩みを止めて、片手を首裏へと回して。悩むかのようにこてりと首を捻る]これじゃあ殺気も闘気も読み難いな。[それでも場の意図は掴んでいるのか、何気ない言葉で滑っていく]