それもまた愉しいが、必要以上に血腥い状況にするつもりはない。抑えが利かなくなってしまうと困るのでな。[あくまで己の都合だと。両腕を下ろしながら、何もないところから生み出される短剣を見る]ほぅ、異能者か、面白い。[唇が弧を描く]では、しばしお相手願おう。[右半身の体勢で相対し。即座に相手に向けてワンステップ身を宙に躍らせる。左足を軸とし着地した後、繰り出すのは、出の早いシンプルな右足での蹴り。小細工なしの一撃を青年の正面、腹部目掛けて繰り出した]