人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


修道士 ライヒアルト

―二階個室→廊下―

[弾いたのは短い讃美歌だけ。飴色の本体と弓を丁寧に仕舞い、鍵を掛けて窓から離れた場所に置いた。
改めて窓に近寄ると空気を入れ替えるために開け放つ。
冷たい風が吹き込むと、何度か口元を押さえる羽目になった]

参ったな。
彼の世話にはなりたくないのに。

[小さく背中を震わせて窓を閉じる。
下で小さくない声が響いている。自衛団長がもう来たのだろうか。
様子を見ようとケープを一枚余計に羽織り廊下へと出た]

(375) 2011/01/08(Sat) 22:13:18

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