[水を持ってきたらしきイレーネ達へは気がついたように、
あ、と言葉を滑らせて。]
僕にも御水頂いても構わないかな?
…水分出したら、其の分身体が欲しがってるみたいで
[泣いたとは云えず少しばかり照れくさそうに漏らして。イレーネの隣にいたベッティが移動する前、]
御部屋は借りていいのかな
一番安いところで好いからさ
[そう伝えながらベッティに、雑貨で居るようなものが無いか訊ね。]
煙草や茶葉、お菓子くらいは持ってきているのだよ
足りない物があったら遠慮なしに云ってね
重い物とかはユリアンが運んで呉れそうだし
…きっと、こんな状態が暫く続くからさ
[最後の一言はぽつりと紡がれる。聞こえたかどうかは解らないが。]