無理に大丈夫って言ったって、格好良い、イイ男にはなれないわよ?
[ロランの様子に、思わず笑ってしまうのは仕方のないこと。
カチューシャがしょんぼりするのには、首を横に振った]
迷惑なんて思ってないわ。
でも、変な風に酔っ払っちゃうと、いろいろ問題よ。
カチューシャちゃんも可愛いんだから。
[本心から言った。
その兄が嬉しそうなのに気付けば、口元が苦笑に変わる。
それでも声をかけずにクッキーを食べるというユーリーを見て]
じゃあ持ってくるわ。
ちゃんと味についての感想もよろしくね。
――料理、昨日おいしかったから、またご馳走してね。
[用意を気にする少女に、笑ってそうお願いしつつ]