― 広場 ―[空を見上げつつ、広場へと向かう。だから足元はあぶなっかしく、時折躓きかけたりもした。やがて辿り着いたそこには篝火はなく暗い森には明かりが一つ、ゆらめいている]ロラン、まだ、外に居たの。そろそろ夜だから、ちゃんと鍵しめておかないと。[広場の影に、まずはそんな風に声をかけた]