[握り返される手にふと我を取り戻したように、姉を見て][次いで頭に手を置かれて、アーベルを見た]……え、と……[姉の行く先に従うつもりで横に視線を流したが、逆に問われて]顔、洗いたい、な……[控えめに、当初の予定通りの言葉を口にする]