―一階・広間(暖炉傍)―エーファは俺と違って可愛いしね。[両親にしてみても、不良娘の自分と比べればどっちが可愛いかは明らかだったし、回りの皆からも大体はそんな反応だった気がする。猫相手にどうなのかはわからないが、見上げる姿に一度視線を向けてから]ミーレっていうのか、エーファのことありがとう。[礼の言葉だけを伝えたが、向こうは聞いているのかどうか、エーリッヒの手に飛び移っていた。そもそも猫に細かい言葉など理解できるとは思っていなかったので特に気にはしなかった]