―職員室付近→屋上―
[桐谷に振りかえられれば、ピースして返して]
宮町さん、一人にさせらんねーし、そっちは二人に頼んだ。
でも俺、ぶっちゃけ、めちゃめちゃ弱いよ。
たぶん、宮町さんにも、負けるかな。
だから、いざというときは、俺を置いて逃げて。
あとで、回収しに来てくれれば、いいから。
[片目をつむってそう言った。]
屋上の様子、俺も知りたいし。
あとで、望遠鏡、天文台から持ち出して、空でもみよっかな、とか思って。
[「俺、おほしさま、だいすきなの」と軽口をたたきながら宮町と共に歩いていた。]