[柔らかに吐く息の気配は安堵にも似て]…おはよう。[挨拶とともに、消えそうなほど微かな笑みを浮かべた。擦られた目元には、既に先程の雫の名残は無い]早いね。もう、起きてたんだ。あたし、寝坊した?[寝台から抜け出して、ちょいちょいと髪を手櫛で整える]