―安置所―[《園芸家》はいばらを愛でるだろうか。ゆっくりとした動作でのノック。もう目覚めない朝へのいざないを続けながら声を聞くともなしに聞く。]――…勝手に叩いているだけだけれどもね。[>>403ハインリヒの答えに素っ気無く返事をした。アクリルの壁は分厚くて、覗き込まなければ石の遺骸は見えない。それは、救いだった。]