……さて、それじゃ。どこから、お見せしますかね?[投げかける問いは、どこか冗談めいた響きを帯びる。それに、白羽猫はそうねぇ、と言いつつ楽しげに尾を揺らした。風がふわり、吹き抜けて世界樹の葉を揺らす。静謐なる夜の大気の中、永劫の業を刻みしものの語らいが*ゆっくりと始まった*]