─安置所─
……俺に?
[口ごもる様子>>414に、す、と天鵞絨が細まる]
一介の『園芸家』に、満足が行く返事ができるかはわからんが。
……そちらは今、忙しいようだし、手が開いた時にでも声をかけてくれ。
[何かしら、言い難い事なのは察しがついて。
軽く、肩を竦めて言いながら、ずっと緑に触れていた手を離す]
さて。ここで壁に張り付いていても詮無い。
その、いばらの封印とやらを、実際に見に行くか。
[愛でるか否か。
それは、現物を見るまで判ずる事は叶わぬもの。
いばらもまた、彼にとっては愛しむものではあるけれど]