[考える、とアーベルの声に不満そうに扉の向こうを覗う。杖の先に当たるのは階段らしい。踏み出そうとしたところで、ダーヴィッドの手が、左手を取る] ありがとう、ダーヴィッドさん。 でも気をつけてね。蛇は暗がりでも見えるんだって、ママが言ってたの。[ダーヴィッドに声をかけると、何とか歩調をあわせて階段を上がっていく]