─最終試練場・魔力流砂─[流れは一撃では止まらない。うるうると低く唸りながら、別の呪文を紡ぐ。雷では駄目だったのだろうかと、次なる呪文は。]『 ほろびゆく そのにくたいに きざみこめ あんこくしんの おんみなを 』[赤黒い火の玉が、七色の砂に放たれた。]