[榛名の語る、声の話に、自分があの夢を見始めたのはいつだったか、と記憶を辿る。
日付を辿ったなら、それが祭の準備の始まりに符合するとは、この時はまだ知らず]
……あんまり、気にしすぎるな、って。
[不安げな様子に、静かな口調で言って]
……まあ、なんだ。とりあえず、道端で話し込んでてもなんだし、当初の目的どおり、ウチ、いかん?
[一転、口調をからりと変えて、提案し、それから]
……あんまり抱え込むなよ。
心配なようなら、後でゆっくり話、聞くから。
[最後の部分は榛名にだけ聞こえるように、*小さく呟いて*]