[トーンが変わる、聡の声。その変化に怯えの色を隠すことなく表情に出し、聡の視線から逃れるように、少し史人の後ろへと隠れた]……誰かまでは、分かんない、よ。言葉も、はっきり聞き取れないし、呼びかけ返しても、返事は、無かった。[隠れつつも、返答だけはした]