[ほかの様子に目を向けることが必要だろうに、触れられたことへの恐怖か。ただハインリヒを見て。しかし、ふっと息を吐いて]……大丈夫だ。なんでもねえよ[エーリッヒにも言うように。それから少し硬くなった体で、ゆっくりと、かがんで、手を伸ばし、端末をとる。]