[さっきの玲たちのやりとりなど知る由もなく、
聡の言葉には笑いかけながら]
うん、よく知ってるね。
祭りや樹に興味が?
それとも伝承とかが好きとかかな?
[きっとそういった類の人なのだろうと認識し話しかける。
態度があまりよくないように感じるのはきっと都会の若者だからだろうとなんとなく思いながら視線は利吉の方に移し]
うん、お金も特に困らないしね。
ああ、でも。
ボクの歌を皆が好きだってことになるし、それはうれしいかも?
[榛名のことをほめられればまるで自分のことのようにうれしそうに]
うん、榛名はすごいなって思うよ。
いろんな人がいっぱい手にとって読んでるみたいだし。
[物覚えの悪さなんて気になっていなかった。]