―ナターリエの部屋―それは、いつかはそうなるかもしれないけれど。見つけてからだって、いいじゃないか![大声を出したら、誰かに聞こえてしまうかもしれない。だから声だけは大きくならないように押し殺して。それでも反射的に叫ぶように反論する。>>467]そんなの。俺だって。クレム兄だって。[奥歯を噛み締めて小さく震えた]俺にも。分かるのに。[消えるような小声で呟く]