[語られたは、地底の一族の歴史の一部…天の力が尽きかけ、一族の肉体全てが朽ち果てる危機に瀕した時、癒しの力を最も強く受け継いだ王の末の姫が、己が身に残る天の力を全て解放し、一族を救い、そのために…永遠に覚めぬ眠りについたこと][末の姫に剣を捧げた守護騎士は、姫の力を得ることを拒み、朽ちた肉体の代わりに、地下に棲むドワーフの造った魔法の人形(ひとがた)を魂の器とし、己に残された天の力で、器の表面を、元の姿に似せた擬態で覆ったのだと]