[とてとて、とてとて。軽い足音と共にちょこまか歩く影一つ。金色の、狐に良く似たふかもふは、足を止めると周囲を見回し]『きゅいー?』[困ったように一声鳴いて、こて、と首を傾げた。揺れるふかふか尻尾の上で、電流がぱちり]