>>439 ノーラさん[揺れる長い黒髪が、彼女の表情を隠さないように。掌から唇を離すと、指先で黒髪を梳く仕草を何度も。] そんな、可愛い顔してると、 変な虫がつかないか、心配だなぁ…――。[新緑から零れ落ちる朝露のような雫。そっとそれに今度は唇を寄せる。コツリ――額と額を合わせてとらえる濡れた眸。] ……変な虫じゃなくて、貴女が幸せになれるなら、 見守るけれど。[少し苦い微笑。]