人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


流れ者 ヴィリー

― 二階/自室 ―

[男は嘘はついていなかった]

[過去に「場」が整い、覚醒した「獣」の何割かは、自らの正体を知られる事を恐れて、か、悲しんで、か…或いは身近にある故に早々に気付かれてしまったからなのか、己の肉親や、身近な者…時に最も愛する者を、初期の生け贄に選んだのだ、と、教えられもし、実際に目にもしてきたのだから]

天の配剤ってのは、見事なもんだ。

[薄く笑って、ナップザックの底、縫い付けて隠してあった、もう一つの布袋を解く。袋の中に隠されているのは、一振りの銀のスティレットと、赤い丸薬]

………神の祝福あれ。

[目を細め、十字架に似た短剣の柄に軽く口づけて、内懐に備えられた鞘に隠す。赤い丸薬は、胸のポケットに無造作に突っ込んだ]

(500) 2011/01/12(Wed) 21:40:12

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