─ 海出発前 ─[海への誘いはロッテの笑顔を引き出した>>497。跳ね上がる声にジャンは笑みも浮かべ、手を差し出そうとした矢先]あー……。そうか、そうだね。戻るまでは待っててくれると思うから、大丈夫だと思うよ。[街を護る者であり、領主の娘でもあるロッテ。無断で街を出るわけには行くまい。困ったような表情に転じて訊ねて来る彼女>>498にジャンは頷き、改めて手を差し出す]終わるまで待ってるよ。[邸内にまでは入らないが、ロッテの用事が終わるまでは付き添う心算*]