─山頂─にぃ……。そういうんじゃない、けど。[真っ向から訊ねられると、勢いは急速に衰える。何となく俯いたまま、しばし、言葉を探して]…………な、なんて、いうか。恥ずかしいん、だ、よ。こういうのって、なかったし、ないと思ってた、し……。[やや間を置いて、今にも消えそうな声で、こう返した。妙に頬が熱い気がして、顔は上げられないけれど。距離的に、色ははっきり見て取れそう]