― 夜 ― …………。[>>586差し出されたカップからは茶の香りがほのかに漂う。 その誘いには、無言を返して固辞した。 混ぜ物を疑ったわけではなく、そこまで気を許すべきではないといった意志の表れ] そうだな。 ここに居なければ、また追跡から始めるよりあるまい。[彼の言葉>>587を肯定しつつ。 疑り深い>>588と言われても、真実を見通す眼を持たぬ以上、人狼を見つける術は疑念と推理以外にない]