[エーリッヒがフッと笑う(>>633)のを、むぅと心外そうに見ていたが、]
別にいい……とか言っても、止めはしなさそうか。
なら、私ももう少し探してみるとしよう。
[そう言って、私はケースを受け取る。だが、その時のエーリッヒの乾いた咳を私は見逃さなかった。
スッと目を細め、苦言を吐こうと口を開き、]
……………っ。
[だが、その直後の笑顔で面と向かって追求することは出来ず、]
…………人のこと言えた義理じゃないじゃない。
自分こそ、もっと回りに頼りなさいよ。
[薬品庫へ入っていく背中に聞こえない程度の声で苦々しく呟くと、私も*薬品庫の中へ*。]