[起き上がり、しばし、ぼんやりと。昨夜の出来事を思い返して]…………。[ため息、一つ]……嫌だって言っても……でも。どうしようも、ないんだよね、この力。[自分から望んで発動させる力なら、ともかく。望む望まざるに関わらず、視えてしまう、聴こえてしまう『力』に。拒絶する事自体無意味なのだと。そんな考えから、自嘲の笑みをもらして]……はあ……あー、もう、やめやめ、らしくないっ!落ち込みなんて似合わないの、自分でわかってるんだから!