[石像を壊したらしい男性の声を聞きながら、大広間での出来事を思い出していた。壊すのが仕事だと言っていた老人のこと] 石になったら、もうその人は死んでるのよね。なら、人を殺したことにはならないと、思うけど。[ぽつりと小さく呟いた言葉は、誰かに届いただろうか。開いた部屋、武器があると聞くと不思議そうに] どうして、武器がいるの? 敵がいるの? 手に持つなら、慎重にね?[今度はいくらか大きな声で、口にした]