>>793クイン[訊ね返されて返答に詰まる。耳へ触れる指に気を取られたと言うのもあるだろうか。言葉を発せぬ隙に距離は詰められ]──っ。[きゅ、と強く瞳が瞑られた。期待と何かに対する恐れを胸中に宿し。数瞬後に触れたのは、鼻先。きょと、と瞳が開かれ、紅紫が瞬いた][目の前ではクインジーが笑っている]〜〜〜っ、やっぱりからかってるじゃない!もう良いわよ、寝る![ぷい、とそっぽを向いてクインジーの手から逃れ、ソファーに丸まった。傍から離れない辺り、嫌とは思っていないのだろうが]