そういや…着替えたんだなリーチェ。
味気ない水色よりも、ずっと可愛らしい格好だ。
[武器庫の入り口にベアトリーチェが居たのなら、
そう声を掛けて頭を撫ぜようと手を伸ばしただろう。
小さな少女の首の数値が見える…、
皆、少しずつだが数値が上がっている気がする。
何時から――…目が覚めてからか。]
どうする、リーチェ。
動けそうなら一緒に部屋を探っていくかい?
[そう金髪の少女に呼びかけてから思い出す。
もう一人の金髪…ナターリエのこと。]
ああ…先にナターリエを医務室に運んでからだな。
解熱剤も生きてりゃよかったんだが…。