おや、変化がありましたよ。[見られる気配を感じて助手席の黒猫に声をかける]「また盗賊とかそういうのじゃないの?」[面倒くさそうに答える黒猫は置いて、双眼鏡を手に片手運転で乗り出して視線を感じる方向を見る]懐かしい人のようですね。[向こうからもこちらが気づいたことはそれでわかるだろうか、椅子に座りなおすとそっちに向かってアクセルを踏み込み加速していく]