へぇ…、随分と酷い人だな。オネーサンみたいな、キレイな人放っておくなんてさぁ?[くつ。喉が鳴る。口許へ宛てた手に掠めて、口端がゆるり弧を描いた。ゆっくりとしゃがみ込むと、座り込んだままの相手と視線は等しく。僅かに、首が傾ぐ。さらと揺れる藍から覗く目はやはり楽しげに。]そんな男のことなんて忘れてさ。――ボクと遊んでよ。