くはは、元気な連中だ。ま、ここはそう言う連中ばっからしいからなぁ。[肩にかけただけの浅葱の羽織を翻し、腕を着物の内に潜ませながら男は歩く。見て回ったのは各所で行われていた戦い。それを見ての感想だった]そのうち俺にも火の粉が降りかかって来るんだろうが……ま、死ななければ問題無ぇ。[カラコロと下駄を鳴らしながらまた歩みを進める。口許には楽しげな笑みが浮かんでいた]