なるほどなるほど、その節はロミちゃんがお世話になったようで。
「リディは元気にしてるかな…?」
[呟くロミの頭を優しく撫でてから]
ああ、そんなに警戒をしないでおくれ。
ボクは決して怪しいものではないよ。
「そういう人こそ怪しいんですよお師様」
ロミちゃんは黙っていて欲しいな…。
うん、難しい用事でもないのだけども、ちょっといろいろと知りたいことがあってね。
それに、君にも少し興味が沸いてきたな。
ああ、自己紹介がまだだったね。
ボクはゼルギウス、まぁ偽名だけども。
「言ったら意味ないですよお師様……」
[どこからどう見ても怪しかった。]