なるほど、大々的に力をね…。
[少し考える風にしてから、続けた言葉に向こうが構え誘うのを見て]
おーけー、それじゃあまりそういうのは柄ではないけども。
力づくといかせてもらおうかな。
[右手をそっと横にかざして]
青き水の衣、青き水の杖を持つ 全ての源 その原初の一部を担う者 契約において出でよ
サモンウンディーネっ!
[指をぱちんと鳴らす。ゼルギウスの周囲に水が沸き。
薄青い体に杖を持って眼鏡をかけた、巨乳の人魚の姿をしたものが呼び出され、わずかに頬を赤らめうつむいている。]
ハニー、ボクに力を貸しておくれ。
『はい、私なんかでよければ…その、がんばります。
あの、すみませんが…その、いかせてもらいます。』
[ウンディーネが杖を翳すと、ゼルギウスの周囲に沸いていた水が弾丸となり、クレメンスめがけて飛ばされた。]