お生憎っ! しつこいおねーさんは、守備範囲外ですよっと!
[>>934 どこまでもどこまでも、返す言葉の調子は軽い。
投げた三筋に続けるべく、更に針を生成する、その短い集中の刹那に標的たる女性の姿は消えうせて]
……んなっ!?
[上からさす、影。対処が僅かに遅れ、剣閃は左腕を切り裂く]
ってぇな……こっち側、は無垢なんだってのに!
[事情を知らなければ、意味の通らない文句ともに、空間を『跳ぶ』。
連撃を避けるためには、翼を用いるよりもこの方が早い]
……ったく……お互いに跳び回れるってのも、厄介だよ、なぁ……。
[腕の具合をちら、と見て、は、と息を吐く。
左半身は文字通り持って生まれたままの身体、不条理な変化を受けた右半身とは違う。この状態で、長時間飛び回るのは、不利といえて]
……っかたね、一気に仕掛けてく、か……。