[申し訳なさそうにするウンディーネに笑いかける。その頬からは一筋の血。]
ハニー、ありがとう。
ゆっくりと休んでおくれ。
[ウンディーネに投げキス、頬を赤らめてもじもじと俯いたウンディーネはそのまま足元の水たまりに消えていった。]
さてと、それじゃあこちらはこの手でいかせてもらおうかな。
猛き炎をにないし者 汝は燃え盛る火炎 その力を持って焼き尽くせ 今わが呼び声に応じよ
サモンイフリータっ!
[指をぱちんと鳴らすと、水溜りは蒸発をし、炎を纏ったツリ目の強気そうな女の子があらわれた]
ハニー、焼き尽くしておくれ。
『言われなくてもわかってるわよっ!燃えなさいっ!』
[イフリータが右手を翳すと、柳の枝を飲みこみながらクレメンスめがけて炎が迸る]