おお、すばらしいね。
[噴出された水、そして防ぎきれないと見た後の行動。思わず関心してぱちぱちと拍手、肩の上の黒猫は大きくため息。
次のクレメンスの行動を注意深く観察しながら、描かれる文字。
噴出す焔はイフリータに向けて、イフリータはクレメンスの方をにらんで馬鹿にするように]
『なによ、私にそんな攻撃が効くとでも思ってるの?』
だめだ、ハニーあれは危ないよ。
[そっとその手を掴み抱き寄せ、左手を前に翳す]
マナよ 散らせ マナリークっ!
[短い詠唱での即時の呪文、翳した左手に触れた焔はいくらかの威力を抑えながら、稲妻を孕んだそれはその左手を焼き貫く。
苦痛にわずかに顔をゆがめてから、イフリータに笑いかける]
大丈夫だったかいハニー?
『別に守ってくれなんて頼んでないわよ馬鹿…。でも、一応ありがとうって言っておいてあげるわ』
[視線を逸らしてそのまま消えるイフリータ。肩の上の黒猫はやれやれと言ったように首を振った]