[落下を続けながら一度深呼吸、次に投げられる無数の黒曜の針、その先のライヒアルトを見据えて]いきますよっ![その場で抜刀、魔力のこもった刀身が描く独特の光煌く剣閃、自分とライヒアルトの間を切り結ぶように切り裂いていく。それは空間を跳べるライヒアルトには、空間そのものを切り裂いているのが見てとれただろうか。一直線のそれはかわされるだろうが、自分の狙いはその後。切り裂いた空間を渡り、ライヒアルトの目前に迫ること、すでに魔剣は鞘に収めた状態で左の手に、右手はその柄を握り、抜刀の態勢で]