令嬢 ブリジット

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――、っ…、めん、な―――さ…

[両手で首輪を握り締めたまま、
それを額に当てて、隠すようにして
俯いて肩を震わせる。]

…――、っル、　　　フ

[枷は刻まれて離れない。
いきていてほしかった。
たった一つ願うこと、
ただひとりを守りたいと願ったのに
叶うことはなかった。

涙を手で拭って、止めようとするけれど
止らない。うまく止めることができない]

とど、かない。……厭…　そばに――いるのに…