[とおーーーくの方で《ちゅどーん》とか聞こえた気がする]俺の本気をさらっと返した奴が何を言いやがる。あー、やっぱ世の中は広ぇわ。[くつくつと喉奥で笑いを漏らす。右手に持っていた筆で召喚していた蒼龍の陣を払うと、蒼龍の姿は掻き消えて行った]なぁに、手荒はお互い様だ。こっちとしても楽しませてもらった。お、そいつぁ良い。相伴させてもらうかね。[召喚師の仕草に嬉しげに口端を持ち上げた。筆を懐に入れ、入れ替えに符を二枚取り出すと]