[場においてなされる、幾つかの交差。銀灰色の翼の少年は、一段高い場所でそれらを眺めていたのだが]ある意味。退屈とは無縁そうな場所ではあるようだね。[不意に、零れ落ちたのはこんな呟き。六翼が大気を打ち、ふわり、その身は地面へと降りる]何故、呼び込まれたかは、ともかく。少しは、『遊んで』行くべきか?[呟きながら周囲を見回す。氷の蒼の瞳には、どこか愉しげな光が宿り]