[納得したような言葉の意味は知る由もなく。ただ、取り出されたものに、僅かに目を細めて]遊びは、遊び。それですむかどうかなんて、気にしていたら遊べないだろう?[言葉と共に、浮かべた光球を握りつぶす。飛び散った光は、二本の捩れた細い槍へと形を変えて]それに、退屈は、好きではないんだ。[つい、と左手を振る。槍は空中でくるりと回り、直後、加速をつけつつ、少年の左右の肩へ向けて、一本ずつ、飛んだ]