[>>1161 近づく気配にす、と目を細める。見えた姿は、記憶にあるもの。しかし、感じる力は、感覚の方に馴染みあるもの]……なにかと思ったら、お前か。ま、確かに一人は珍しいな。……むしろ、俺を『桜』から引き離せるものがあった、という事に驚きを隠せんというところだ。[笑う声に、軽く、肩を竦めて返す。『桜』のヨリシロであり、呪縛。その力を感じない、というのは、特異な状況と言えた]