[電撃を鼻に受けながら、振るったつめは僅かに相手の袖を裂くだけに。
痺れる鼻を押さえながら]
はははっ、悪くないな、悪くないぜあんた。
いや、むしろその考え最高だ。
戦うことを放棄したやつらもいるが、そんなやつらはこの楽しみを放棄してる。
仲良ししてるやつらもいるが、やつらは群れてるだけだ。
戦い、奪い、強者はより高みにいくっ!
それが一番単純でいいっ!
っと、話が長くなったな。今日は饒舌だ。あんたと会えたおかげかもしれない。
礼は…
[左に飛び、それをフェイントに右に方向転換、即座に目の前に迫ったところで下に屈み、その身を左に回り込ませて]
たっぷりとしてやるぜっ!
[目で追いきれなければ一瞬消えたようにも見えただろうか?
爪を振り狙うのは左手。]