っ、がぁ!!
[爪により引き裂かれる左腕。肉が千切れ、紅がぼたぼたと零れ落ちる]
ったく、勘弁して欲しいぜ。
俺ぁアンタ程頑丈じゃねぇんだっつの。
[額に油汗を浮かべ、左腕はだらりと身体の横に垂れる。この戦いの間は使い物にならないことだろう。破けていた袖の破片を引き千切ると、歯を使って傷口をぎちりと縛り付けた]
……You are crazy.
最高にイカレてるぜ、アンタ。
[愉しそうに笑う相手に舌打ちと共に吐き捨てる。ふ、と短く息を吐き呼吸を整えると、右手に圧縮した雷撃を数個作り出し、プラズマの爆発力を利用して相手へと撃ち放った]