─その頃の医務室─……んー。[途切れていた意識を繋げたのは、異界からの震動。誰かが強引に界を揺らしたのか、その波紋は漆黒の龍を通じて意識を揺さぶり]……るっせぇ……な。[そんな、愚痴めいた呟きと共に目を開け、身体を起こす。すぐ側で丸まっていた真白がみゃうん! と鳴きながら飛びついてくるのを受け止めて]あー、大丈夫だツキネ、死んじゃいねぇ。……それより、まともなもの、食いに行くぞ。[ぽふぽふと頭を撫でた後、左の肩に乗せ。右腕の漆黒をちら、と見た後、*医務室を後に*]