[厳しい学校なのかと言われると、その通りのようなそうじゃないような。
陽光学科に限って言えば礼儀や作法に厳しいとは言えるものの、全体は是とも否とも言えない気もする。
締めるところは締めて、それ以外は自由と言った印象だ。
が、ヴィリーにとって厳しいと言うのは是であるため、問うような言葉には首肯を一つ返していた]
くっ…!
[繰り出したランスに返るのは布を裂く感覚のみ。
伸ばした左腕を戻す前に右から薙ぎの一撃が振るわれる>>1254のが見えて、その軌道上に右手の盾を翳す。
ギャリンッ、と何かが削れるような音が響いたのは止めきれなかった証拠。
回転の勢いも相まって剣撃の威力は高く、僅かではあるがこちらが押される形となった]
その細剣でこの威力…魔法剣と言うのは嘘ではないようだ。
[左腕を引き戻せた頃にはユリアンの剣は振り抜かれていて、攻撃後の隙を突くには至れない]